特集 |
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******************** 和菓子シリーズ ********************
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和菓子好きが増えて嬉しいです
投稿者: benmatsu 2000年10月16日 午後 1時17分
前にも書こうと思って、うまくまとまらなかったんですが、和菓子の世界は奥が深いです。
和菓子は日本の風土や歴史と深く結びついているので、その辺を理解しないと堅苦しく感じてしまうかもしれませんが。
でも最初はそんな事は気にせず、単純に「ケーキも好きだけど、和菓子もおいしそう」というノリで、興味を持って貰えれば嬉しいです。
好きな和菓子はたくさんあるので、お勧めと言っても書ききれないのですが、以下のような感じで食べるとよいと思います。
1.まずは庶民的な和菓子屋
2.和菓子の歴史を感じてみよう
3.地方銘菓もいいよ
4.最終目標は上生菓子(お茶席で出される高級な和菓子)だ!!
5.京都は別格
と言いつつ、時間がかかりそうなのでまた後で。
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おいしい和菓子屋
投稿者: benmatsu 2000年10月16日
メッセージ: 2269 / 4237
について書こうと思ったら、東京だけでもいろいろありますね。
ぱっと思いつくだけでも、どら焼き、大福、鯛焼き、羊羹、最中、かりんとう、煎餅、きんつば、だんごとか。
他にも甘味処や、上生菓子の店まで含めると、結構な数になりそうです。
店の名前とか間違うといけないので、確認してから書きます。
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和菓子好きも多いですね
投稿者: benmatsu 2000年10月17日
ケーキのトピなので、あんまり反響ないかと思ってたら、結構和菓子も詳しい人が多いですね。
人によって好みが分かれるのが面白いです。
私の知らない店も多いと思うので、いろいろ書き足してもらえるとうれしいです。
今週はあまりネットに出れないので、続きは多分来週になると思います。
「だんご」「饅頭」「煎餅」「最中」「羊羹」「甘味処」「上生菓子」とかまだまだネタはあります。
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和菓子シリーズ1:どら焼き
投稿者: benmatsu 2000年10月17日
勝手に和菓子シリーズを始めてしまいました。
興味ない人はごめんなさい。
今までにこのトピに出たのとダブることもありますが、一応まとめとして書いておきます。
餡あっての「どら焼き」ですが、皮も重要な要素。
皮がおいしいといえば「うさぎや」。もちろん餡もおいしいです。
同名の店が、上野、日本橋、阿佐ヶ谷にありますが、随分前に分かれたものらしく、今は関係がないよう です。
好きなのは、上野か阿佐ヶ谷のどら焼き。皮がふっくらしていて、見るからにおいしそうな色をしています。
どちらの店も、いつ行っても混んでます。
黒、白、うぐいすの3色そろっているのが浅草の「おがわ」。
行ったときはいつも3色買ってます。
他の店より大ぶりなのも、餡好きにはたまらないところ。
おじさんが一人で焼いてるみたいで、昼前に売りきれることも多いので注意。
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和菓子シリーズ2:大福
投稿者: benmatsu 2000年10月17日
「岡埜栄泉」が有名。
上野駅そばの店が本家で、デパ地下で売っている「岡埜栄泉」の大福は、ほとんどがここのもの。
他に、谷中や虎ノ門などにも店があり、どこも大福が看板商品になっています。
虎ノ門は売り切れが早いので注意。
原宿の「瑞穂」も「岡埜栄泉」で修行しています。ここの大福も一部デパ−トで購入できます。
私が好きなのは、護国寺の「群林堂」。
皮が真っ白でなく、少し灰色がかっているのが特徴。
塩の効いたエンドウ豆がたっぷり入っていて、これぞ豆大福という感じ。
値段も安い(確か120円)ので本当にお徳!
護国寺の駅を地上に出ると、いつも大行列ができています。
変わったところでは、巣鴨「みずの」の塩大福。形は平べったい感じで、エンドウ豆は入っていません。
池袋三越でも曜日限定で購入できたはず。
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和菓子シリーズ3:たい焼き
投稿者: benmatsu 2000年10月17日
皮ふっくらとパリパリがありますが、私が好きなのは断然パリパリ。
パリパリは皮がうすく、餡たっぷりです。一瞬のうちに火が通るので、相当な技術が必要です。
以下の店が、ちまたでは「東京の3大たい焼き」と言われています。
麻布十番「浪花屋総本店」
「およげたい焼きくん」のモデルと言われています。
名物おじさんがいて、TVや雑誌にもよく登場するので、見たことがある人も多いのでは。
最近は、おじさんはもっぱら接客係で、息子さんが焼いていることが多いみたいです。
以前は待ち時間が長かったのですが、最近はあまり待たずに購入できます。
玉川高島屋などでも箱入りで購入できますが、やっぱり焼き立てがおいしいです。
人形町「柳屋」
甘酒横丁にあります。
何人かいる焼き係のうち、動きがリズミカルなおじさんがいて、パフォーマンスが楽しめます。
根津にも同名の人気店があり、この系列だったような。
四谷「わかば」
私はここの餡が一番おいしいと思っています。
四谷駅から新宿通りをちょっと進んで、左に折れたところにあります。
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和菓子シリーズ4:最中
投稿者: benmatsu 2000年10月24日
空也の話が出ていたので、最中について少し。
子供のころは、最中はどちらかというと嫌いなお菓子でした。
フニャフニャした皮が口の中に張り付く感じが今一つ好きになれなくて。
でも、空也の最中を食べて、最中に対するイメージが変わりました。
ここのは皮が香ばしくパリッとしていて、口に張り付きません。餡は甘味を抑えた感じです。
予約しないと買えないと思いますが、それだけの価値はあります。
最中というと空也の名が挙がりますが、それ以外にも、
上野「うさぎや」 喜作最中
神保町「ささま」 松葉最中
吉祥寺「小ざさ」 最中
などの有名最中があります。
「うさぎや」はどら焼き、「ささま」は上生菓子、「小ざさ」は羊羹で有名ですが、餡がおいしい店は当然最中もおいしいということになります。
最中は値段が安いので、店の餡の味を知りたければ、まず最中を食べてみるのがよいかも。
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**************** べんまつ、まつ月へ行く ****************
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べんまつ、まつ月へ行く
投稿者: benmatsu 2000年12月25日
12/24PM1:05、岐阜の親戚の家を出て、JR高山線に乗り込んだ我々夫婦は、不安げに路線図を眺めていました。
目指すは、愛知県稲武町、「まつ月」本店です。
事前に知っていた情報は、「最寄駅がなく電車・バスでは行けない」「愛知・岐阜・長野の県境にある」
「冬は氷点下の世界で、外部の人には耐えられない気候」。
味百選で貰った「まつ月」のお店のパンフを握り締め、強い決意で、稲武に向かうのでした。
世間がクリスマスで盛り上がる中、何故私はまつ月に向かったのでしょうか?
無事店にたどり着けたのでしょうか?
まつ月御主人には会えたのでしょうか?
この欄では書ききれない、スリリングかつ感動的な旅でした。
ミレニアム年末・年始に贈る超大型連載企画「べんまつ、まつ月へ行く」、請うご期待!
続く(本当に続けられるか、ちょっと不安)
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べんまつ、まつ月へ行く−2
投稿者: benmatsu 2001年1月10日 午後 6時17分
12/21に入った一本の電話が、週末のスケジュールを大きく変えることになりました。
親戚の法事で、急遽岐阜に駆けつけることになったのです。
12/23-24、一泊二日のスケジュールです。
本当なら、23日は我家で友人とパーティーをするはずだったんですが、それどころ
ではありません。
パーティー中止の連絡をし、大慌てで荷物をまとめました。
でも、パーティー用に予約しておいたパークハイアットの「ココ・ノエル」は
どうすれば!?...
(ホテルに電話して、25日に変更してほしいとお願いしたら、快くOKして
くれました。有難う、パークハイアット!)
親戚の家には、名古屋まで新幹線で行ってから、私鉄・JRを乗り継ぎます。
名古屋に行くということは、ちょっと頑張ればまつ月にいけるのでは?
本屋で地図とにらめっこです。
続く
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べんまつ、まつ月へ行く−3
投稿者: benmatsu 2001年1月10日 午後 6時18分
地図を見てわかったことは、(まつ月のご主人から聞いていましたが、)本当に
最寄駅がないということです。
稲武町の観光HPを見ても、インターチェンジからの所用時間しか書いていません。
やはり車じゃないと無理か...
でも、よくよく地図を見ると、稲武を縦横に通る国道(R153、R257)に沿って、バス亭らしい印が。
まつ月は、R153とR257が交差するあたりにあります。
国道沿いのバスにさえ乗れれば、何とか辿り着けそうな感じです。
(この読みが甘かったことが、後で判明するのですが)
地図を見ると、稲武の西に位置する西中金駅、あるいは、北に位置する恵那駅から、
稲武方面に向かうバスがあるようです(実際はそんな便利なバスはなかった)。
稲武は温泉地なので、温泉ガイドブックに、名古屋から稲武への交通手段が書かれていました。
西中金駅から足助町(稲武町の隣町)までバスで出て、そこからさらに稲武町営バスに
乗り継げば、稲武まで行けます。
といっても、町営バスに乗ってからでも50分かかるそうなので、全部で何時間かかるのか?
「バスの発着時刻は要問い合わせ」となっていたので、本数が不安でしたが、
これは行くしかないでしょう!
続く
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べんまつ、まつ月へ行く−4
投稿者: benmatsu 2001年1月10日 午後 6時18分
23日PM1:30頃に名古屋に着きました。
1時間半程の余裕があったので、まずは3月にOPENしたばかりの高島屋をチェック。
地下のケーキ売場は、東京の高島屋とそれほど変わらない感じ。
ジェラール・ミュロ、ヨックモック、デメル、トップスなど、よく知った店が出店していました。
もっと名古屋ローカルの店が多いのを期待していたのですが。
和菓子売場は、美濃忠、万年堂、納屋橋まんじゅう、亀末廣、つくは祢屋など、
名古屋の有名和菓子屋が並んでいて、品数も多いので、結構楽しめました。
まつ月の「ずくし」も売っていました。
(ちなみに「ずくし」は日本橋高島屋にも毎週入荷している。)
本当は、わらび餅で有名な「芳光」、知る人ぞ知る上生菓子の名店「むらさきや」、
予約しないと食パンが買えない「ファンファン」など、行きたい店が
目白押しだったのですが、時間がなく、また23日は祝日で休みの店が
多いようだったので、今回は諦め。
そう言えば、まつ月の御主人は、松坂屋に出店していると言ってたなあ。
高島屋隣の松坂屋に行こう!
続く
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べんまつ、まつ月へ行く−5
投稿者: benmatsu 2001年1月10日 午後 6時19分
まつ月は、松坂屋名古屋駅店と本店に出店しています。
名古屋駅店1Fにある店は、小さいながらも、品数は充実していました。
「ずくし」をはじめ、「子ゆず」「本そば饅頭」などの品が並んでいます。
「本わらび餅」は木・日祝の限定入荷です。
一番心惹かれたのが、「芋きんつば」。
今日のおやつは、これに決定です。
松坂屋の店員さんに、本店への行き方を尋ねましたが、店員も行ったことがないようで、
とにかく交通の便が悪いことしかわかりませんでした。
やはり電車・バスでは無理なのでしょうか...
本店に電話して聞いてもいいんですが、下手に聞くと、「駅まで迎えに」という
ことになって、迷惑をかけてしまうかもしれないし。
今回は時間の余裕がないので、また改めて来ようかな、という気になってきました。
松坂屋を出ると、もう時間がなかったので、名鉄に乗り込み、親戚の家へ。
電車の中で「芋きんつば」を食べました。
まつ月のお菓子を食べて、いつも感じるのは、余分な味がせず、ストレートに
素材の味が感じられること。
裏のラベルを見ればわかりますが、余分な添加物が一切入っていません。
「芋きんつば」は、鹿児島の高級さつま芋を使ったきんつばで、芋には
水すら添加していないそうです。
そのため、芋の旨味と甘さがしっかりと感じられます。
適度にしっとり感があり、喉に詰まることもありません。
一口食べるごとに、しみじみ美味しいなあと感じます。
やっぱり本店に行こう!と決心しました。
「駅前探検倶楽部」で時刻を調べていたので、岐阜までの乗り継ぎは順調でした。
天気も快晴で、いよいよ明日「まつ月」に向け出発です!
続く
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べんまつ、まつ月へ行く−6
投稿者: benmatsu 2001年1月10日 午後 6時57分
24日昼に法事が終わり、PM1:05の列車に乗り込みました。
最初の計画では、西中金駅からバスに乗るつもりでしたが、岐阜方面からだと、
恵那駅に出た方が近そうだったので、作戦変更です。
路線図では、恵那まで近いように見えたのですが、実際乗ってみると、
本数が少なく、予想より随分時間がかかりました。
昨日買った「芋きんつば」が昼御飯代わりです。
1時間くらいで着くかと思っていたんですが、3度乗換があり、その度に
20〜30分待つので、恵那についたのはPM3:00過ぎでした。
恵那は山に囲まれた町で、良質な栗の産地です。
二駅隣は、栗きんとんで有名な「すや」「川上屋」がある中津川です。
まつ月の栗蒸し羊羹がおいしかったのは、この一帯が栗の産地だったからなんだ、と納得しました。
駅前にバス停がありましたが、稲武方面に行くバスはありませんでした。
駅にある観光案内の人に聞いたところ、明知鉄道というローカル線で岩村まで出て、
そこからタクシーで行くのがよいのでは、というアドバイス。
まだまだ稲武は遠そうです...
続く
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べんまつ、まつ月へ行く−7
投稿者: benmatsu 2001年1月10日 午後 6時58分
明知鉄道の時刻表を見ると、1時間に一本しかなく、次の発車はPM3:30過ぎでした。
これを待っていると、また30分ロスしてしまいます。
恵那一帯はその時雨が降っていて、このままだと早い時簡に真っ暗になってしまいそうです。
店の閉店時間や帰りの新幹線を考えると、もうタクシーで行くしかありません。
タクシーに乗り、「稲武までお願いします」。
すると、運転手は「稲武? どうやって行くんでしょう?」という返事...
「R257を真っ直ぐ」と説明すると、ようやくわかって貰えました。
しかし、タクシー運転手すら行ったことがない稲武ってどんな町なんでしょう?
恵那駅前の通りを進むと、栗菓子の店がたくさんありました。
東京の三越にも出店している「恵那須や」も見えました。
通りは渋滞で、見る見るうちにメーターが上がります。
駅前の通りを、信号3つほど進むだけで、千円を突破しました。
一体いくらかかるんでしょう?
ようやく渋滞を抜け、案内坂が見えてきました。
「稲武まで38Km」
えっ、まだそんなにあるの!?
とんでもない料金になるんじゃ...
「運転手さん、引き帰してください」と叫びそうになりました。
続く
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べんまつ、まつ月へ行く−8
投稿者: benmatsu 2001年1月10日 午後 6時58分
地図を見て、稲武の場所はわかっていたのですが、地図の縮尺を全く考慮していませんでした。
名古屋市街地の地図とは、全然縮尺が違い、このあたりの町は、面積がとんでもなく広いのです。
隣町といっても、車で30分の世界です。
道路(R257)は順調でしたが、メーターも凄い勢いで上がります。
このペースだと、1万円は確実に超えそうです。
最初のうちは心臓がドキドキでしたが、5千円を突破したあたりで開き直りました。
こうなったら、1万でも1万5千でも変わらん!という感じです。
いくつものトンネルを越え、山を越え、稲武の町に向かいます。
道沿いに、ポツリポツリとバス亭が見えましたが、あの感じだと一日数本という世界でしょう。
ようやく稲武町に入りました。
でも、稲武町にはいってからもまだまだ長い!
雨は上がったようですが、あたりは薄暗くなっています。
車の中にいても、足元が冷え、まわりの気温が低いことがわかります。
もう少しでまつ月だ!と思ったら、トンネルが工事中で大回り。
その間にもメーターはぐんぐん上がります。
まつ月は、R257とR153が交差する近くにあります。
案内板にR153の表示が出て、稲武の中心地らしい風景が見えてきました。
「運転手さん、そこを右です!」
続く
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べんまつ、まつ月へ行く−9
投稿者: benmatsu 2001年1月10日 午後 6時59分
もう「まつ月」は目の前です。
城山トンネルを抜け、「どんぐりの湯」を過ぎると、左側に店が見えるはず。
徐行してもらい、店を探しました。
小さな丘を越えたところで、「まつ月」の看板が!
「運転手さん、ここです!!!」
と思ったら、早とちりで、店の案内板だけでした。
でも、本当にもうすぐです。
薄暗い中、まつ月の店らしき看板が見えてきました。
店の少し前で、タクシーを降りました。
「12,310円です」
この金額を私は一生忘れないでしょう。
おつりをもらう時間ももどかしく、店に駆け出しました。
続く
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べんまつ、まつ月へ行く−10
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年1月10日 午後 9時37分
もうPM4:00過ぎです。
車を降りると、かなり肌寒い気温でしたが、気分が盛り上がっているので、
そんなことは気になりません。
昔のdancyu和菓子特集に、山奥でわらびの根を洗う御主人の写真とともに、
「まつ月」の店の写真が出ていました。
「いつかこの店にいこう」と思い浮かべていましたが、まさにその店が
目の前にあるのです。
店に入ると、女性の店員が1人いました。
ショーケースの中には、初めてみるお菓子がたくさん並んでいます。
店内にはもう1人男性がいて、出かける準備をしていました。
御主人ではありませんが、見覚えのある顔です。
あっ、味百選会場でお会いした「まつ月」長男の方だ!
「東京から来たんですけど、御主人はいらっしゃいますか?」
向こうも我々の顔を見て思い出したようで、「あっ」と驚いた表情でした。
会場で会うときは私服なのに、今回は礼服を着ていたので、最初我々のことが
わからなかったようです。
続く
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べんまつ、まつ月へ行く−11
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年1月10日 午後 9時38分
どうして私が、そんなに苦労してまで「まつ月」に行きたかったかと言うと、
日本橋味百選会場で聞いた話がずっと気になっていたからなのです。
昨年9月に起きた東海地区の集中豪雨で、まつ月がある稲武町も、浸水や
土砂崩れで深刻な被害を受けています。
御主人に、浸水に見舞われた店や倉庫の写真を見せてもらいましたが、
倉庫は特に被害が大きく、取り壊しになってしまうそうです。
これは単純に、倉庫を建て直さないといけない、というだけの問題でなく、
まつ月の生命線である商品材料が台無しになってしまったことを意味します。
「ずくし」や「本わらび餅」を買った人ならご存知の通り、まつ月は材料のわらび粉や柿を、
最も美味しくなる時まで何年も寝かせてから、製品にしています。
自前で材料を作っているため、水でやられたからといって、他で代用することはできないのです。
また何年もかけて、材料を寝かさないといけません。
ということは、もう5年以上も、「ずくし」や「本わらび餅」が作れない!?
続く
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べんまつ、まつ月へ行く−12
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年1月10日 午後 9時39分
幸い、数箇所に分散して材料を保管していたため、全滅は免れ、残った材料でなんとか
やり繰りしているそうです。
それで、日本橋でも「ずくし」「本わらび餅」が買えた訳ですが、メインの倉庫が
やられたわけですから、被害は深刻で、一時は店をたたむことも覚悟したそうです。
御主人は穏やかに話しておられましたが、思いもよらなかった深刻な話を聞いて、
「なんでまつ月のように真っ当な店がこんな目に」と、残念でなりませんでした。
水害後のまつ月は「ずくし」や「本わらび餅」の製作数を抑えて、やり繰りしています。
新宿や玉川の味百選に廻す商品がないので、東京は、秋の日本橋味百選まで出店できないと
おっしゃっていました。
「いつか商品が切れてしまうのでは?」と不安を感じながら、毎週日本橋高島屋に
入荷する「ずくし」の数をチェックしていましたが、途切れず毎週入荷しています。
出店しないと言っていた新宿味百選や3月の日本橋催事にも出るようなので、品不足が
解消してきたように思えます。
今回「まつ月」に行った最大の目的は、実際に現地に行って、本当に店が大丈夫か
確かめることでした。
手紙を書こうかとも思ったんですが、やはり自分の目で確かめないと!
続く
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べんまつ、まつ月へ行く−13
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年1月10日 午後 9時40分
話は、ご長男にお会いしたところに戻ります。
昨年2月の玉川味百選の会場で、御主人から「勉強のためにうちの長男を連れてきました」と
ご紹介いただき、今回の日本橋でもご挨拶したので、お互い顔は知っていました。
挨拶程度で、じっくり話したことはなかったのですが。
「東京から来たんですけど、御主人はいらっしゃいますか?」と聞くと、
申し訳なさそうに「店にはいなくて、作業場の方なんですよ」との返事。
「やはり、そうだったか...」
前から聞いていたのですが、作業場は店から離れた場所にあって、
御主人はいつもそこでお菓子を作っているのです。
普段は店に出ず、作るのに徹しています。
(その意味で、直接御主人とお会いできる味百選は非常に貴重な機会です。)
御主人と会えないのは事前に予想できたことなので、ご長男にお会いできただけでもラッキー
と思い、お土産のお菓子選びを始めました。
本店には、「麦こがし」「抹茶」の2種類の団子、「最中」「芋きんつば」「本そば饅頭」
「くるみ餅ゆべし」「子ゆず」「羊羹」「栗羊羹」「ずくし」など、たくさんの種類の商品が並んでいます。
前に御主人に聞いたところでは、年間通すと100種以上の商品があるそうです。
売り切れ商品もいくつかあり、「本わらび餅」も当日分が売り切れていました。
「ずくし」とは別のタイプの柿羊羹もあります。材料や製法が、「ずくし」と違うみたいです。
カステラや、カステラ風生地に柿餡などが入った少し洋風(「萩の月」風?)のお菓子もありました。
なかなか見応えがあります。
続く
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べんまつ、まつ月へ行く−14
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年1月11日 午前11時42分
お土産を選んでいるうちに、ご長男が奥の応接でお茶の準備をしてくれていました。
応接には、まつ月が掲載された雑誌や、わらび粉が入った大きな瓶が置いてありました。
ご長男は、店のこと、御主人のこと、素材のこと、いろんな話を丁寧に説明してくださいました。
会場では挨拶だけだったので、じっくり話すのは初めてです。
非常に穏やかな話し方ですが、意志が強くて、しっかりした考え方を持った方です。
(御主人に似て、話好きでもある。)
さすが、あの御主人の長男だけあって、人間が良く出来ています。
気になっていた被害状況についても聞くことができました。
今まで体験したことがないようなすごい豪雨で、ご長男が店に駆けつけたときは、前の道路に水があふれ、
川のようになっていたそうです。
何とか助けられる物だけ移動させましたが、浸水でかなりの商品や材料がダメージを受けました。
倉庫の被害はもっと深刻で、建物は半壊、中の材料も浸水でダメになってしまいました。
雨の翌朝、あたりが明るくなって、被害の全貌が明らかになったときは、本当にショックだったそうです。
材料を入れている瓶は、300年くらいの年季が入った大切な道具らしいのですが、
この瓶まで材料とともにやられてしまいました。
続く
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べんまつ、まつ月へ行く−15
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年1月11日 午前11時43分
御主人から聞いていた通り、相当に深刻な被害です。
それでも、まつ月が営業を続けているのは、「材料は分散して保管しろ」「店は高い場所に作れ」
という先祖代々伝わる教えのおかげです。
メインの倉庫はやられましたが、分けて保管した材料が生き残り、また、店を道路より少し高い
位置に作っていたため、浸水の被害を少なく抑えることができました。
店は非常に綺麗で、被害の後は見られませんでした。
先祖代々伝えられた生き残りのための知恵と、先祖の教えを忠実に守った御主人の姿勢が、
ぎりぎりのところで店を救ったと言えます。
今回の豪雨は、500年に一度しか起きないと言われる、かつて誰も体験したことがないような
集中豪雨だったわけですが、日頃から油断せず、万一の災害に備えていたおかげで、
奇跡的に生き延びることができたわけです。
創業安政2年という歴史の重みを感じます。
「本わらび餅」や「ずくし」の数量を抑えて生産しないといけませんが、何とか商いを
続けられる程度の量の材料は残りました。
ご長男のお話を聞いているうちに、もうPM5:00近くになりました。
そろそろ帰らないといけません。
名残惜しいですが、お土産を選んで、帰ることにしました。
全種類買いたいくらいでしたが、一度に食べるのは勿体無いので、
「麦こがし」「抹茶」の団子2種、「里わらべ」「本そば饅頭」「さざれ栗」を
買いました。
「里わらべ」は味百選で売っていたものとは違い、松風が付いていない栗蒸し羊羹です。
味百選の時の栗蒸し羊羹は、特別良質の栗を使っているため、年に1週間ほどしか販売しません。
店の前で記念撮影をしましたが、すでにあたりは真っ暗になっていました。
続く
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べんまつ、まつ月へ行く−16
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年1月11日 午前11時44分
帰りにバスがあるか聞いたら、日頃バスを使わないので知らないとのこと。
休日は、朝昼夕一本ずつくらいしかないそう。
平日は学生が通学に使うので、もう少し本数があるらしいのですが。
やっぱりバスでは無理でした...
見るに見かねたのか、車で駅まで送っていただけることになりました。
クリスマスイブで店員を早めに帰してしまっていて、人手が手薄だったのですが、
何とかやり繰りしてくださいました。
申し訳なく思いましたが、有難くご好意に甘えました。
その日のうちに東京に帰れないことも覚悟していたので、本当に助かりました。
店の前で、ご長男の車に乗り込もうとすると、上品な感じの女性が。
御主人の奥様が、わざわざ見送りに来てくださったのです。
我々のことも御主人から聞いていたそうです。
まつ月が初登場した一昨年の日本橋味百選から始まり、全会場に出没しているので、
御主人にとっても、よほどインパクトが強かったのでしょう。
名残惜しかったですが、PM5:00を過ぎてしまったので、車に乗り込み、
まつ月に別れを告げました。
わずか1時間ほどの滞在でした。
続く
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べんまつ、まつ月へ行く−17
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年1月11日 午前11時47分
本当は忙しかったのだと思うのですが、ご長男が豊田市駅まで送ってくれました。
豊田は、トヨタ自動車のお膝元の街です。
稲武の人たちは、買い物となると恵那か豊田に出るそうです。
どちらも車で1時間近くかかります。
車中ではいろんな話をしました。
店のこと、御主人の仕事ぶり、稲武の気候や土地のこと、松井家(まつ月の御主人は
松井さんという)の教育方針のこと、味百選のこと、名古屋の風習のこと、
お互いの家族構成などプライベートなことまで。
稲武の自然は厳しいですが、菓子作りには最高の環境です。
そのため、生活には不便でも、稲武から離れることは考えられないそうです。
稲武は周りを山で囲まれ、栗や柿などの素材に恵まれています。
そして稲武のきれいな水が、お菓子の美味しさの源です。
低温も重要な要素です。
今年は遅いそうですが、例年はクリスマスイブの頃から積雪が始まり、
普通のタイヤでは運転できません。
豊田に行く途中で、足助という町を通りますが、稲武からトンネル1つ越えるだけで、
随分気温が暖かくなります。
足助は紅葉の名所ですが、稲武の方が紅葉の赤の色が綺麗だそう。
これは稲武の方が気温が低いためで、低温が色に深みを与えるのです。
この低温が、菓子作りのいろんな場面で生きてきます。
恵まれた環境や素材を活かすのは、無論、優れた職人の技があってこそできることであって、
仕事一筋に打ち込む御主人や職人さんたちの努力が、あの素晴らしいお菓子を作り出しています。
(御主人は謙虚に、「全て素材のおかげ」とおっしゃいますが)
続く
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べんまつ、まつ月へ行く−18
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年1月11日 午後12時03分
まつ月には、店頭に並ばない予約限定品も多数あるそうで、日本橋で購入できた
栗蒸し羊羹も本来はそういったお菓子です。
味百選に出したため、昨年秋は地元に出回らなかったそう。
地元の人には申し訳ないですが、東京の人にとってはラッキーでした。
「本わらび餅」も元々は予約限定でした。
期間限定のお菓子もいろいろあって、聞いているだけでも、凄そうでした。
添加物を使っていないので、当然、日持ちしない品が多いのですが、思ったよりは、
地方発送して貰える(5日〜数週間程度持つ)商品の幅が広いようです。
日持ちしない商品や、最中(壊れやすいため)などは、発送不可です。
時間がなくて、内容をメモってこなかったのですが、詰め合わせもいろいろありました。
次の東京出店予定は、1〜2月に開催される新宿+玉川高島屋の味百選のイベント。
3月の日本橋高島屋催事にも来てくれるので、今年初めは、毎月のように御主人に
お会いできそうです。
おそらく「ずくし」「本わらび餅」以外の商品も持ってきてくれると思います。
本当は出ないつもりだったのが、高島屋があまりに熱心なので、断れなかったそう。
ああいう大きなイベントがあると、準備や商品生産が大変らしいのですが、
我々にとっては有難いことです。
続く
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べんまつ、まつ月へ行く−19
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年1月11日 午後12時04分
話が楽しく、もっと長く車に乗っていたいくらいだったんですが、
豊田市駅が近づいてきてしまいました。
本当に有難いやら、申し訳ないやらで、何とお礼を言ってよいのか
わかりません。
クリスマスイブの夜で、本当は家でゆっくりしていたかっただろうに。
ご長男は終始丁寧な話し振りで、一言一言に重みがあります。
聞けば、年齢は私より一学年下。
何でこの年で、こんなに人間が出来ているんだあ、とショックを受けるくらい
素晴らしい方でした。
これは、松井家に代々伝わる風格なのか、御主人といい、ご長男といい、
人間としてのスケールが違います。
まつ月は、代替わりしても安泰でしょう。
松井家恐るべしです。
駅に着き、お別れの時間になりました。
「絶対また来ます」と再会を誓いました。
ご長男は、何度も頭を下げて挨拶をしてくれ、しばらく歩いた後、
後ろを振り返るとまだ頭を下げてくれていました。
我々が立ち去るまで、ずっと見送っていてくれるので、もう振り返ることはやめて、
駅に歩いていきました。
感謝の気持ちで一杯になり、涙が出そうになりました。
続く
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べんまつ、まつ月へ行く−20
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年1月11日 午後12時05分
帰りの新幹線は意外とすいていて、座って帰ることができました。
晩御飯代わりに、まつ月で買ったお菓子を食べました。
「麦こがし」「抹茶」「本そば饅頭」どれも素朴でしみじみ美味しいお菓子です。
派手さはありませんが、力強くて、いろんな事を思い出させるような懐かしい味わいです。
今回の計画は読みが甘くて、大変な旅になってしまった訳ですが、苦労があった分
感動もひとしおでした。
あの時、ご長男とお会いできたのは、紙一重のタイミングで、あと数分我々の到着が
遅れれば、もう店を出てしまっていたそうです。
いろんな偶然や出会いが重なり、素晴らしい体験ができました。
予定していたクリスマスの計画は全てキャンセルになってしまいましたが、
我家にとっては一生想い出に残る最高のクリスマスになりました。
ご長男には随分手間をかけてしまいましたが、この恩はいつか必ず...
続く
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べんまつ、まつ月へ行く−21
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年1月11日 午後12時06分
御主人とはお会いできなかったわけですが、今回は時間がなかったので、その方が
よかったかもしれません。
次回は予告してから、たっぷり時間を取って、店に行きたいと思います。
次に行くときは、やっぱり車かな。
(でも我家には車がない、というか、私は免許すら持っていない。)
東京から行くなら、中央高速の恵那ICか、東名高速の豊川ICで降りるのが
いいでしょう。
時期は、春〜秋がいいです。
冬は気候が厳しく、積雪があるので、車を運転するのも大変です。
稲武は温泉地で、名古屋からの日帰りドライブコースとして、人気があるそうです。
まつ月の店の前を通る国道も、週末はかなり混みあいます。
秋は紅葉もきれいです。
近くにある茶臼山から見た眺めは、周りに何も遮るものがなく、本当に爽快だそうです。
温泉ツアーと騙して(?)、友人に車で、まつ月まで連れていってもらおうと画策中。
続く
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べんまつ、まつ月へ行く−22
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年1月11日 午後12時50分
まつ月の御主人も話しておられましたが、東京人の感覚から言えば、
稲武はとんでもない田舎です。
大げさでなく、本当に公共の交通機関では辿り着けない町でした。
日本は広く、自分の住む世界は、そのほんの一部だったんだなあ、と実感しました。
でも、歴史的に見ると、稲武は「塩の道」と呼ばれる中馬街道(R153)沿いの
交通の要所として栄えた町だったそうです。
「塩の道」を通じて名古屋の文化の影響を色濃く受けるとともに、信州や美濃の
風土や文化の影響も受けた土地です。
時間の流れがゆったりとしていて、歴史あるこの町だからこそ、「ずくし」や
「本わらび餅」のように、気の遠くなるような歳月をかけたお菓子作りの手法が
生まれたのでしょう。
この一帯は、栗や柿など和菓子の材料の宝庫で、隣町の足助、県境を越えた岩村・恵那、
そのまた隣町の中津川など、稲武周辺には、全国的に有名な和菓子屋が多数あります。
栗菓子で有名な恵那の「恵那須や」、中津川の「すや」「川上屋」、
「カステーラ」で有名な岩村の「松浦軒」など。
私も今まで、店の名前だけ知っていて、それぞれの店の場所は知りませんでしたが、
この地域は全国有数の和菓子王国だったのです。
続く
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べんまつ、まつ月へ行く−23
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年1月11日 午後12時51分
今回の旅は、滞在わずか1時間でしたが、いろいろと考えさせられることの多い旅でした。
食べ物と歴史・風土の結びつき、伝統の重み、食べ物の美味しさはどこから来ているのか...
日頃は、おいしい・まずいで、何でも切り捨ててしまいますが、そういった感覚を
超越した尊い食べ物が、この世にはあるのです。
東京にいると全国(あるいは世界中と言ってもいいくらい)の美味が
何でも手に入ってしまい、知り尽くしたような気になってしまいますが、
現地に行かないと食べられない物や体験できないことが、たくさんあります。
稲武には、厳しい自然の中で、ただ美味しいお菓子を作るためだけに、
全身全霊打ち込んでいる人たちがいました。
食の世界もビジネス化され、大量生産や手抜き(そして偽物や添加物)が
まかり通っています。
この流れが全て悪い事とは言い切れませんが、やはり職人が丁寧に作り上げた食べ物は、
大事にしていきたいものです。
すっかり長くなってしまいましたが、このシリーズもそろそろ終わりです。
1/18になると、新宿高島屋の味百選が始まり、また「まつ月」が
東京にやってきます。
御主人が、一生懸命に商品の説明をしてくれる姿が目に浮かぶようです。
続く
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べんまつ、まつ月へ行く−24(完結)
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年1月11日 午後12時52分
後日談
「里わらべ」
家に帰ってから、まつ月で買った「里わらべ」を食べました。
日本橋味百選で売っていた期間限定スペシャル版「里わらべ」とは使っている栗が違うため、
あれほど鮮やかには栗の味がしませんが、それでも十分すぎるくらい美味しいです。
ホクホクの栗と羊羹の柔らかな甘味が混ざり合って、一緒に口の中に溶けていきます。
「さざれ栗」
今年の正月はこのお菓子で明けました。
缶入りの栗菓子で、お節料理の栗金団風になってます。
あまり味付けされていないので、やさしい味わいがします。
これからも、地道に美味しいお菓子を作り続けてほしいです。
こういう店は、買う側も優しく見守っていく姿勢が大事だと思います。
お菓子は売れてほしいんですが、あんまり有名になって、すぐ品切れになったり、
問合せが殺到するようになると、店に迷惑を掛けることになりそうなので、
ちょっと心配してます。
この掲示板の皆さんは、その辺の事情をわかってくれてると思いますが。
と言う訳で、この連載を読んで、「まつ月」のお菓子を食べたいと思った人は、
買い占めない程度によろしく!
それと、まつ月に行ったおかげで、和菓子の良さが再認識できました。
まつ月の他にも、地道に美味しい和菓子を作っている店は、全国にたくさんあります。
最近はケーキ中心に食べ歩いていましたが、やっぱり和菓子もいいなあと
しみじみ思ったのでした。
終わり
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********** まつ月御主人から皆様へのメッセージ **********
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まつ月御主人から皆様へのメッセージ−1
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年2月02日 午後11時38分
メッセージ: 5404 / 5512
新宿味百選会場で、まつ月のお菓子がこの掲示板で大評判に
なっていることを若旦那に話したところ、是非見てみたい
とのことだったので、この掲示板のまつ月に関する投稿を
すべてプリントアウトして、まつ月に送らせていただきました。
皆様には断りもなく申し訳ありません。
簡単に済むかと思ったら大間違いで、日本橋味百選以降の
すべての投稿を読んで、まつ月関連のものを抜き出すのに、
かなり大急ぎでやっても、1週間以上かかってしまいました。
(結構な重労働。kiyoさんの苦労がわかります。)
プリントアウトしたら、すごい束になっていて、読むのも
大変でした。
あらためて、このトピの投稿の多さを実感しました...
(自分のせいでもあるんですが)
実は、この掲示板の投稿を、まつ月に見せてよいものかどうか、
迷うところがありました。
というのは、災害で品薄になってしまったなど、あまり公にしたく
ないであろうことを私が書いてしまっているので、これを読んで
迷惑に思われないか心配していたのです。
でも書いてしまった以上、報告する義務があると思ったので、
一昨日まつ月に投稿の束を送ったところ、本日夜になんと御主人から
お電話がありました。
どういう展開になるか、緊張しながら、御主人の声に耳を傾けました。
続く
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まつ月御主人から皆様へのメッセージ−2
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年2月06日 午前11時52分
メッセージ: 5459 / 5512
(以下、御主人のお話を簡単にまとめると)
いろいろお話ししたいことはあるが、長くなるといけないので、
2つだけお伝えして、後の話は会場でお会いしたときにしたい。
(まずは一つめ、皆様へのお礼)
昨日、投稿の束が届いたので、「これは何だ?」と思って、最初の
1件(べんまつが書いた日本橋味百選まつ月出店の紹介)から
読み始めたら、止まらなくなってしまった。
妻から「もう晩御飯よ」と言われているのに、途中で止められなくて、
一気に最後(皆さんの新宿味百選のレポート)まで読んでしまった。
正直言って本当に驚いた。
自分は職人一筋で、日頃は接客することがないので、お客様から
「美味しかった」という声を直接聞くこともないし、手紙を貰う
ようなこともない。
自分の店のお菓子が、こんなに評判になって、皆に喜んで貰えて
いるとは、夢にも思わなかった。
読み終えた後、気持ちが高ぶって、今朝は3時に目が覚めてしまった。
味百選の会場に来てくれたり、感想を書いてくれた皆さんには、
心から感謝している。
(べんまつが)皆さんに会うことがあれば、是非この感謝の気持ちを
伝えてほしい。
御礼といっても、自分は何もできないが、皆さんが本店の方に
来てくれるようであれば、(いつも材料を採ったりしている)
山を案内させてほしい。
そのための時間を空けて、待つようにするので、春になったら、
皆さんで是非こちらに遊びに来てくれないか?
続く
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まつ月御主人から皆様へのメッセージ−3
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年2月06日 午前11時53分
メッセージ: 5460 / 5512
(次に味百選出店について)
自分は、ずっとこんな田舎で店を開いていて、名古屋から出て商いを
したことはなかった。
東京は、自分から見るととんでもない大都会で、怖くて、冷たいところ
だと思っていた。
だから、初めて日本橋味百選に出店したときは、自分の店なんか誰にも
相手にされないんじゃないかと思って、恐る恐るだった。
ところが、実際に行ってみると予想とは大違いで、たくさんの人が
自分を歓迎してくれ、話しを熱心に聞いてくれた。
これは本当に嬉しいことで、東京の人には心から感謝している。
実際のところ、(「べんまつ、まつ月へ行く」に書かれている通り)、
材料不足は深刻で、取り戻すのに何年もかかるので、今まで通りの
量の商品を作ることはできない。
本店以外に商品を出すことは、非常に困難な状況である。
高島屋さんの熱心な誘いで、玉川や横浜の味百選にも出店することに
なったが、今後も味百選に出続けるかどうかについては、相当悩み、
周りにも相談した。
ずいぶん悩んだが、歓迎してくれた東京の人たちとの付き合いを
これからも大事にしていきたいので、今後も東京地区の味百選には、
年に2〜3週間、必ず出店するようにしたい。
自分も、体が続く限り、必ず会場に行って、店番をするようにする。
味百選に出るのは、商品を売ることだけが目的でなく、
「世の中にこんな菓子屋がある」ということを、世間の皆さんに
少しでも知ってほしいという願いがあるからだ。
本来なら、日本橋や新宿に来てくれた皆さんに案内状を出さないと
いけないが、こんな状況なので、申し訳ないが、あまり積極的に案内
することはできない。
が、皆さんが玉川や横浜、また秋以降の味百選会場に来ることがあれば、
まつ月の店にも是非立ち寄って、声を掛けてほしい。
もちろん、商いのために出店しているが、買う買わないのことは、
気にしなくてよいので、気軽に店に顔を見せにきてほしい。
続く
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まつ月御主人から皆様へのメッセージ−4
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年2月06日 午前11時58分
メッセージ: 5461 / 5512
以上が、御主人のお話の要約です。
30分ほど話しをしましたが、最後の方は、お互い御礼を言うばかりで、
ほとんど会話になっていませんでした...
この場をお借りして、この掲示板を読んで(書いて)くださった皆様、
そして、まつ月の店に立ち寄って商品を買ってくださった皆様に、
私からも御礼を申し上げます。
(私は別にまつ月の関係者という訳ではありませんが)
このトピがなければ、私が味百選のことをどこかの掲示板に書くことは
なかったでしょうし、また、皆さんのレスや書き込みがなければ、
投稿はそのまま埋もれるだけで、まつ月御主人に届くことはなかった
でしょう。
これも、ふぁるこんさんや皆様のおかげだと思っております。
いろんな掲示板を見てると、長続きしないものも多いようですが、
その中でこの掲示板は、話題も、人の輪も、どんどん広がってきて、
参加した皆が、一緒に成長していく雰囲気があって、素晴らしいと思います。
そして、このトピが我々食べる側だけの楽しみではなく、
まつ月のように、素晴らしいお菓子を作っている生産者にとって、
少しでも励みになったとすれば、本当に嬉しいことではありませんか!
まつ月御主人からお招きを受けましたので、これは思い切って、
「まつ月本店ツアー」を決行するしかないと決意しました。
時期等については、御主人と相談して決めますが、雪の溶ける
4or5月くらいがよいかと思っています。
(ちなみに新宿味百選で、御主人が慌てて稲武に戻った時には、
2mの積雪があったそう)
7,8名集まって、車を借りていけば、時間的にも、予算的にも、
それほどかからないと思います。
自然に恵まれた稲武の山を歩き回ったり、お菓子作りの現場を
見たり、普通の旅行では味わえない貴重な体験になるでしょう。
ダイエットにも効果的です!?
わらび粉がどのようにして「本わらび餅」になっていくのか、
干柿がどのようにして「ずくし」になっていくのか、私も
この目で確かめたいと思っています。
また、本店にしかないお菓子も、是非皆さんに味わって戴きたい
と思います。
スケジュールを調整して、この掲示板で発表しますので、ご参加と
ご協力を宜しくお願いいたします。
私は免許を持っていないので、ドライバーも何方かにお願いしますね。
車については、役に立たず申し訳無い...
終わり
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************** べんまつ、新宿味百選を行く **************
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投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年1月23日 午後12時35分
メッセージ: 4982 / 5396
1/20,21に新宿味百選に行ってきました。
毎度のことながら、味百選は楽しいイベントです。
味百選好きで有名な?某夫婦の様子を見てみましょう。
新宿の京王→小田急→伊勢丹→三越の催事を廻って、いよいよ味百選会場へ乗り込みます。
この時期は、買いたいものがあっても我慢して、味百選のために節約です。
・まつ月
ここに行くと、ついつい話が長くなって、営業妨害になってしまうので、
バレないよう他の店を見て廻り、閉店際にお客さんが少なくなるのを待って
立ち寄ろうと計画していましたが...
エレベーターを降りて、「まつ月はどこかな?」とこっそり探していたら、
いきなり見つかってしまいました。
まさか、あんな特等席に陣取っているとは!
まつ月の御長男が店にいらっしゃいました。
御主人は大雪で水車小屋が心配なため、初日途中で帰ってしまったそう。
ひょっとしたら、最終日にもう一度来れるかも?とのことでしたが、雪で大変そう
なので無理かと思ってます。
今回の品揃えは、「ずくし」と「本わらび餅」2サイズ。
他の品もあるかと思っていたら、準備が間に合わず、次の玉川味百選での登場になります。
これがまた、すごく手間がかかるお菓子で...
日本橋で限定販売された「栗蒸し羊羹松風」を超える、とんでもないものになりそうです。
構成や材料はシンプルですが、他の店では絶対マネできない手の込んだお菓子です。
(今から詳しく話すと面白くないので、まだ内緒にしときます(ゴメンナサイ))
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べんまつ、新宿味百選を行く−2
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年1月23日 午後12時36分
メッセージ: 4983 / 5397
記帳者リストには、いくつか知った名前がありました。
「この人は知り合いですか?」とか、いろいろ聞かれたんですが、ハンドルネームが
書いてあるわけではないので...
(今度から、連絡帳代りにハンドルネームも書き添えることにしましょうか?(笑))
このトピの皆さんもたくさん来てくださったみたいで、御長男もずいぶん喜んでいました。
「若い人が、(お菓子を買ってくれるのは勿論として、)興味を持って話を聞いてくれる
のがうれしい」そうです。
妙に若い人の反響が多いので、不思議そうでした。
パソコンはやっていないみたいだったので、この掲示板のことは詳しく説明しませんでした。
ふぁるこんさんのことは良く覚えていて、「あのスーツ着てる人ですね」とおっしゃってました。
「そりゃあ、会社帰りだったからですよ」と突っ込んどきましたが。
そうそう、ふぁるこんさんが「奥様?」と書いていた人は、奥様ではありません(笑)。
ご長男とは話がはずみ、またまたいろんな話を聞くことができました。
営業妨害をしちゃいけないとは思いつつ、ついつい長話に...(反省)
土曜の夕方から東京でも雪が降り始めました。
東海地方は大雪の模様。
「明日の商品は大丈夫ですかね?」
「宅急便が来なかったら、売る商品がないですね」
と心配していたら、現実のことになってしまいました。
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べんまつ、新宿味百選を行く−3
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年1月23日 午後12時38分
メッセージ: 4984 / 5397
日曜に、我々がPM3:30頃に着いた時点で「本わらび餅」が見当たらなかったので、
嫌な予感が...
聞いてみたら、やはり日曜朝に届くはずの便が大幅に遅れていました。
便が二つあって、一つは朝届いたのですが、午前中ですぐ売れてしまったそう。
天候に文句は言えませんが、よりによってお客さんが一番多い日曜で、「本わらび餅」を
買いに来る人も多いだろうに、本当に残念でした。
せっかく目立つ場所に店があり、いろんな人に「本わらび餅」を知ってもらえるチャンスだったのに。
入荷まで随分待ってくれたり、何度も店を尋ねてくれるお客様もいたようなのですが...
「ずくし」はストックがあったのですが、やはり一品だけでは、苦しいところ。
我々も一緒になって、ずっと待っていたのですが、PM5:00近くになっても着かず、
その後、他の店を廻りながら、ちょくちょく様子を見ていても、全然入荷した気配なしです。
結局、到着はPM6:30!
お客さんが少なくなってしまった後でした。
少しは売れてましたが、閉店間際では、ほとんどが売れ残りでしょう。
まつ月は、このところ大雨やら大雪やら、天候に泣かされてばかりで、本当に気の毒です。
売れ残った「本わらび餅」は次の日に廻すのかと思ったら、そういうことはしないそう。
次の日は、その日新たに入荷するものだけを販売します。
3,4日は日持ちするのですが、本当は一両日中に食べてほしいお菓子なので、
店の方針として、翌日にはもう売ることはできないのです。
この真摯な姿勢には本当に頭が下がります。
本当に手抜きや嘘のない店だと、改めて感心しました。
私はあまり特定の店に肩入れすることはしないのですが、やはりこの店は特別です。
「次の玉川で巻き返しましょう!」と励ましあったのでした。
(実際は新宿味百選は23日PM4:00までやっています)
幸い、玉川(2/7〜13)でも、広告等でかなり大きく扱ってもらえるみたいです。
玉川と横浜(2/15〜20)で発売される限定品は、他の店では考えられない、
手間のかかるお菓子です。
本当の限定品で、「ちょっと素材や目先を変えた」類の商品ではありません。
そこまで手間をかけないで、本店で普段売っている、わらび餅やずくし以外の商品を
いくつか持って来るだけで十分なのになあ、売れ残るかもしれないし、とか思ったりも
するのですが、この店は年に数回会うだけの関東の人のために、全力で凄いお菓子を作って、
持ってきてくれる店なのです。
勿論、手間の分値段は高くなりますが、それだけの価値は十分あるでしょう。
もうフル回転で準備が始まっているので、請うご期待!
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べんまつ、新宿味百選を行く−4
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年1月23日 午後12時39分
メッセージ: 4985 / 5397
今回の購入候補は、まつ月以外には、加賀棒茶、近喜の豆腐、八起庵の鴨なんば、
橘の牡蠣めしなど。
でも、会場に行くと、目移りするんですよね〜
それが楽しくもあり、悩むところでもあるんですが。
・奥井海生堂
ここは毎回何かの品を購入しています。
案内状を持っていくと、吉祥昆布(鍋などに使う細工昆布)が貰えることもあって。
前回「二年蔵囲利尻昆布」を買って、まだ2,3ヶ月持ちそうなので、今回は「納豆昆布」
「とろろ昆布」の小物二つだけにしました。
海生堂はどの会場にも出店するので、まとめ買いはしません。
実は今回我々には野望がありました。
それは大胆にも「海生堂御主人に我家でとったダシを飲んでもらうこと」です!
海生堂の最上級だし昆布を使っていながら、十分使いこなせていないとしたら、
申し訳無い。
これは直接御主人に確認するしかない!と思った訳です。
御主人は、忙しそうに会場を出たり入ったりしていました。
海生堂にとって、新宿は比較的ヒマな会場のはずなんですが。
(逆に、日本橋や横浜ではすごく混む)
御挨拶はできましたが、あまり話をする余裕がない雰囲気です。
姿が見えなくなったので、あとで店の人に聞いたら、大雪で大切な蔵が危うかったそう。
土曜のうちに、急いで福井にUターンです。
我々の野望は次回に持ち越しとなりました...
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べんまつ、新宿味百選を行く−5
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年1月23日 午後 1時16分
メッセージ: 4986 / 5397
まずは食材関係を中心に試食を開始。
べんまつ家は、魚、漬物、佃煮など和の食材が大好きなので、味百選では毎回品を変え、
いろいろと試しています。
・人形町魚久
ここの粕漬は美味しいけど、一切600円前後。
我家はお買い得な「切り落し」しか買ったことがありません。
珍しく試食が出ていたので、ラッキーと思い、食べました。
酒粕の柔らかな甘さで包まれ、魚の身からじわっと旨味が染み出るようです。
ここのおばさんは、「最近皆粕漬食べないんだけど、本当に美味しいのよ」と言って、
いろいろ勧めてくれました。
不味くて粗悪な粕漬が出回っていて、それを食べた人が「粕漬は不味い」と思って
しまうのが悩み」とおっしゃってました。
なるほど、これはありそうな話ですね。
美味しいのはわかるんだけど、予算がないのでいつかまた、と思っていたら、
土曜夕方にお得な詰合せが出ていたので、購入しました。
4切入って1200円と、約半額でした。
雪でお客が減ることを見越して、安売りをしていたのです。
今回の雪で唯一よかったのは、このことでした。
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べんまつ、新宿味百選を行く−6
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年1月23日 午後 1時17分
メッセージ: 4987 / 5397
・ブルーベリーフィールズ紀伊國屋治兵衛
日本橋味百選で初登場した店です。
本業はレストランですが、催事ではブルーベリーを使ったジャムなどを売っています。
実は日本橋の時にジャムを試食して、「真面目には作ってるんだけど、味は弱いかな」と
思うところがあって、今回も買うつもりはなかったんですが、ある商品が目に止まりました。
それは「種実穀豆」です。
あわ、きび、ひえ、麦、胡麻などが入っていて、御飯に混ぜて炊きます。
最近べんまつ妻が、御飯に麦を入れたりしていたこともあり、「これはいい!」と
盛り上がりました。
試食したところ、あまり違和感なく食べられそうな感じ。
(この手の食べ物は「うまい」という感じではない)
店の女性が凄く一生懸命に説明してくれて、そのせいもあって、「黒豆仕立」タイプを
一袋購入しました。
ジャムも前回より随分印象がアップしましたが、べんまつ家はジャム屋を開けるほど
たくさんのジャムがあるので、パスさせて貰いました。
パンも売っていましたが、これは「ルヴァン」の指導を受けたそう。
さすが自然食系はルヴァンの影響強し!
日曜は、雪でパンが入荷せず、すごく悔しがっていました。
この店は、玉川や横浜には来ないだろうと油断していたら、出店するそう。
また、顔見知りが増えてしまった。
ついつい、玉川でも買う約束をしてしまいました。
べんまつ家は意外と「一生懸命な店」に弱い...
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べんまつ、新宿味百選を行く−7
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年1月23日 午後 1時18分
メッセージ: 4988 / 5397
味百選に出店する和菓子屋はほとんど一通り買っていますが、まだ買ったことのない
店がいくつか残っています。
今回は、貫禄ある女将?が印象的な「会津葵」にチャレンジです。
・会津葵
カステラ生地に餡が入った「会津葵」が有名ですが、私はこの手の洋風和菓子があまり
好きではありません。
でもこの店には期待できそうな予感がしていました。
有名な割には、デパートの全国銘菓コーナーには売っておらず、支店もほとんどないので、
量産せずきっちり作っているのではないかと思えたからです。
味百選には、主要会場で出店していますが、一度も試食を見たことがなく、買わないことには
どんな味かわかりません。
女将?と話してみると、予想通り、感じの良い人でした。
「うちのお菓子が日本一になったときに、他の店が真似しようとしたんだけど、同じものが
作れなかったんですよ」という話を3度聞かされましたが、いつ何で日本一になったのか
説明がないのが可笑しかったです。
餡入りの「会津葵」、フルーツ餡入りの「江戸葵」を買いました。
確かに「会津葵」の生地は独特で、他で真似できなかったというのがよくわかります。
カステラは、長崎カステラの生地とは随分違い、木目もっと細かく、しっかりした感じです。
マドレーヌに近い気もします。
最初固いかなと思って食べたら、意外と口ほどけがよく、「これはできる」という印象に。
餡は量が少なめで、甘さも抑えた感じですが、存在感がありました。
生地と餡のバランスが良く考えられています。
「江戸葵」のカステラ生地は、お酒が効いているせいか、「会津葵」と感触が違いました。
フルーツ餡も独特で面白いです。
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べんまつ、新宿味百選を行く−8
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年1月23日 午後 1時20分
メッセージ: 4989 / 5397
・野桜本店
今回印象に残ったのがこの店。
わさび漬がメインの商品。
味百選レギュラーの店で、前に「サメ皮おろし」を買ったこともあるので、知ってはいたのですが、
あまりじっくり話したことはありませんでした。
というのは、味百選レギュラーの店と親しくなると、どの会場でも何か買う羽目になってしまう
からです。
(味百選以外の催事も含めると、ほとんど毎月のように会う店もある)
顔見知りが増えるのは嬉しいですが、毎回買う訳にもいかず、黙って店の前を通り過ぎる訳にも
いかず、ここが難しいところです。
いくつか味百選の会場を廻ればわかりますが、出店メンバーはかなり重なっているので、
我家のように「味百選追っかけ」をしていると、どんどん親しい店が増えてきて、どこで
何を買うかが本当に難しくなってきます。
最近は慣れてきたので、「次に買いますよ!」とか言って、ごまかす技も見につけて
きましたが。
こういうこともあって、野桜は今まで意識的に避けてきた訳ですが、今回は「まつ月」の
わらび餅入荷を待っていて時間を持て余していた事もあり、初めてじっくり話をしました。
以前は御主人が出てきていましたが、最近は長男に任せることが多いようです。
今回も長男(以下野桜くん)が来ていました。
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べんまつ、新宿味百選を行く−9
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年1月23日 午後 1時43分
メッセージ: 4990 / 5397
実は私は「わさび漬」が苦手。
実際そういう人が多いようで、野桜くんもそのことが悩みです。
野桜くんはインターネットも使いこなすのですが、「わさび漬」で検索すると、
「私の嫌いな食べ物ベスト3」とか、ろくな結果が出てこず、非常に腹立たしい思いを
するそうです。(この話を聞いて、私も発言に気をつけねば、とちょっと反省しました)
こういう時、野桜くんは、HPの当事者にメールして、「好き嫌いは、うちのわさび漬を一度
食べてから言ってくれ」と頼むそうです。
よく観光地で売られている粗悪な「わさび漬」は化学物質など混ぜ物が多く、辛いだけの代物です。
これを食べた人が「わさび漬はまずい」と思うのは止むをえないところですが、野桜くんとしては、
手間をかけて作った自分の店のわさび漬と粗悪品を一緒にされるのが、腹立たしい訳です。
他の店でも同じような話を聞いていたこともあり、意気投合して盛り上がりました。
野桜くんは、見るからに体が大きく、威勢の良い人なので、勢いで売るタイプというイメージを
持っていました。
でも、よく話してみると、意外といっては失礼ですが、理知的で良く考えるタイプの人でした。
インターネットを使い、海外留学経験もある、現代風の若者でもあります。
わさびの将来を真剣に考えていて、留学したのもアメリカでわさびを売りたいという夢があるからです。
野桜くんは「味百選」若い衆グループのリーダー的存在で、他の店のこともよく知っているのですが、
どの店の若い衆もやはり、このままでは将来自分の店は危ない、という危機感を持っていて、
新しい素材を取り入れたり、海外に留学したり、真剣に試行錯誤しているそう。
一方では、伝統を守るという使命もあり、簡単に味を変える訳にもいきません。
今回の味百選は、野桜くんと話ができたのが収穫だったと思っています。
「わさび漬」を1つ買っただけですが、30分くらいは話していたと思います。
野桜くんは話が止まらないタイプなので、これから味百選に行く度に話し込むことになりそうです。
私が「わさび漬」好きになることはないと思いますが、自分に合う品や食べ方を見つけて、
野桜くんの努力の結晶を少しずつ味わっていくつもりです。
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べんまつ、新宿味百選を行く−10(完結)
投稿者: benmatsu (男性/東京) 2001年1月23日 午後 1時45分
メッセージ: 4991 / 5397
結局今回買ったのは、「まつ月」「奥井海生堂」「魚久」「ブルーベリーフィールズ紀伊國屋」
「会津葵」「野桜本店」。
実際は、20店くらい買いたい店があったんですが。
「きむらの小あゆ煮」「とみき漬物の野沢菜漬け」「ジャンポールのハム・ソーセージ」
「大滝商店の釜あげしらす」「すし萬のすし詰め合わせ」もかなり迷いましたが、
また今度の楽しみにします。
(他の会場に出店するか不明ですが)
「羽根さぬき」「清流庵」も毎回候補に挙がりながら、買わずに申し訳ない。
「清流庵」の本店はべんまつ実家の近くらしいので、結構気になる存在。
私もご主人の直筆サインがほしい(笑)。
べんまつ家の味百選めぐりはまだまだ続きます。
今週末は柏。1週間おいて、玉川、横浜。
かなり面が割れてきたので、どの店で買うかべきか...
我家の次の目標は、味百選の店の方と、一緒に夕食をとって、食べ物について
語り合うことです。
その次の目標は、大阪や京都高島屋の味百選遠征。
さらにその次の目標は味百選本店めぐり。
「まつ月」本店以外にも「奥井海生堂」など行ってみたい店がたくさんあります。
楽しみ方はいろいろですが、本当にすばらしい催事だと思います。
出店者の皆さん、高島屋の皆さん、お疲れ様でした。
またお会いしましょう。
終わり
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***************** パリのお菓子屋さん *******************
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RE:パリのお菓子屋さん
投稿者: farcon1 (男性/多摩川に生息) 2001年2月15日 午後 3時48分
先程ご紹介したパリのお菓子屋さんという本に登場するのは
1.アンジェリーナ
2.ジャン・ポール・エヴァン
3.ストレー
4.ムルシアノ
5.コルカーズ
6.ベルティヨン
7.アンドレ・レッシ
8.カイザー
9.パティスリー・ボン
10.クリスチャン・コンスタン
11.ジェラール・ミロ
12.ファビヤン・ルドゥー
13.ル・バック・ア・グラス
14.ペルティエ
15.オ・デリス・ド・セーヴル
16.ラデュレ
17.フォション
18.エディアール
19.ラ・メゾン・デュ・ショコラ
20.ダロワイヨ
21.ピエール・モデュイ
22.デムーラン
23.レモ
24.サフェール
25.ル・トリヨンフ
26.ギュイヤール
27.ラ・トロピカル
28.メゾン・マトン
29.パティスリー・セギュール
30.オ・ファン・バレ
31.ゲトン
32.ル・ムーラン・ド・ラ・ヴィエルジュ
33.ルノートル
34.ヌーラ
35.カレット
36.マリトゥルヌ
37.パティスリー・アルザシエヌ
38.カルトン
39.ル・ステュブリ
40.ル・ペシェ・ミニヨン
41.レ・プティ・ミトロン
等々がカラー写真で登場します。
日本でもお馴染みのお店も数店ありますし、有名シェフが良く修行されている店名も見かけます。
この中でお薦めは?と聞くと酷かもしれませんが、何処がいいんでしょうね?
RE2:パリのお菓子屋さん
投稿者: patisserie_rikaco (女性/東京タワー展望台) 2001年2月15日 午後 4時10分
エディアールの、長方形の赤い缶に入った薄いアーモンドクッキーがお気に入りです。
もちろん、国内のデパートで販売されています。
パリのエデイアールってインド系の女性の店員さんが多かったなあ〜
パン・オ・ショコラさんへ3
投稿者: farcon1 (男性/多摩川に生息) 2001年2月15日 午後 4時20分
メッセージ: 5795 / 5796
・ラデュレ
・STOHRER
・CHRISTIAN CONSTANT
・HEDIARDも
お!例の本に紹介されているお店ばかりではないですか!
しかも美味しい物を特定してくれてるので参考になります。
やはり一度はパリに行かないとダメですかね?
ワシントン条約が緩和されればなぁ〜!
はじめまして。
投稿者: LEGUME10F 2001年2月16日 午前 4時17分
初投稿です。とてもグルメなトピですね。
みなさんの美味しいものへの情熱が伝わってきます。
パリのお菓子屋さんですがお勧めの界隈があります。
そこには、ジャン・ポール・エヴァン、ミッシェル・ショーダン、ミエ、プージョラン、 があります。
どの店も徒歩10分以内で回れます。
プージョランはパン屋さんですが、本当に美味しくて、頭がくらくらなります。
ミッシェル・ショーダンでは日本に無い種類のショコラもあります。
スパイスシリーズです。
コショウ、バジル、カルダモン、などです。(多分、日本店には無いですよね?)
この界隈に行ったら、エヴァンさんとショーダンさんでショコラを買ってプージョランでクロワッサン、ブリオッシュを買って、ミエでフィナンシェなど焼き菓子を買っても 30分で回れます。
長くなってしまいましたが、7区のRue Cler 界隈です。
メトロ8番線Ecole Militaireで降りたら回りやすいです。
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栗といえば
投稿者: farcon1 2000年9月06日
もうそろそろモンブランの季節がやってきます。
・アポアン
・キャトルセゾン
・モンサンクレール
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チョコレート!
投稿者: farcon1 2000年11月28日
私がチョコをよく購入するお店&買って来てもらうお店は!
<青山>
★ラ・メゾン・ドゥ・ショコラ
★ヴァローナ
<銀座>
★リシャール
★ピエスモンテ
★ホテル西洋銀座
★テオブロマ(代々木が本店)
★ルショワ
★ミッシェル・ジョーダン
<新宿>
★ペストリーブティック
<溜池>
★ツッカベッカライ・カヤヌマ
<調布>
★スリジェ
<海老名>
★ヤナギ
<大阪>
★ヴィタメール
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.チョコ系
1.ショコ・ラ・ド・パリ・ルショワ(銀座)
2.ヴァローナ東京 (青山)
3.ミッシェル・ジョーダン (銀座)
4.ドゥバイヨル
5.ヴィタメール(大阪)<さくらさんも御薦め>
6.ノイハウス
7.スリジェ(調布)
8.フジウ(高幡不動)
1.ショコラ ド パリ ルショワ(銀座)<御薦めは全て>
2.ツッカベカライ カヤヌマ (溜池)<ザッハ・トルテ>
3.ミッシェル・ジョーダン (銀座)<ガトーエスメラルダ>
B.ショートケーキ系
1.スリジェ(調布)
2.イル プル シュル ラ セーヌ(代官山)<オレンジのショートケーキ>
C.モンブラン系
1.アポアン(西八王子)
2.キャトル セゾン(千歳烏山)
<シュークリーム>
・プレ・ドゥ・ラ・リビエール
・三本足烏堂
・スリジェ
<どら焼き>
・小川
・うさぎや
・茂助
モンブラン
投稿者: farcon1 2000年7月13日 午前 8時07分
私がお薦めするモンブランは
1位 アポワン(西八王子)
2位 キャトル・セゾン(千歳烏山)
3位 モンサンクレール(自由が丘)
4位 アン・プチ・パケ(江田)
いずれも独断と偏見です。
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田園都市線なら
投稿者: benmatsu 2000年11月08日 午後12時42分
メッセージ: 3017 / 3093
たまプラ近辺はパンの名店ぞろいで、いつもパン屋めぐりになってしまいます。
よく行くコースは、
藤ヶ丘:パン・ド・コナ
(道の途中にエクラン・ナクレもあり)
→あざみ野:アン・プチ・パケ(近くの公園でケーキを食べる)
→たまプラ:ベッカライ徳多朗、ラ・ベルコリーヌ(元パンペルデュ)
(ついでに、ベルグの4月や東急に入っているレ・サブールなどを覗く)
→鷺沼:ビゴの店(2階のサロンで料理・パン関係の雑誌・本を読み漁る)
このコースで、藤ヶ丘から鷺沼まで歩いたことがありますが、山あり谷ありで、さすがに厳しかったです。
benmatsu家は「交通費はケチって食費に廻せ」が家訓(ウソ)なので、徒歩30分以内の距離は軽く歩いてしまいますが。
レジオンは地下鉄が高いせいで、1回しか行ったことなし。
イートインのみの「ピュイダムール」が気になります。
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クリスマスケーキ
投稿者: farcon1 2000年11月27日
ペストリーブティック何か、気になるケーキが沢山あるので、全部試さないとダメですね!
ちなみに今年のクリスマスケーキのラインアップは
<ココ・ノエル> 14cm ¥3500 ふんわりとした口溶けのココナッツムースの潜むマンゴープリン
<クリスマスチーズケーキ> 15cm ¥3900
<ジュール> 20cm ¥4800 イタリア直輸入のマスカルポーネから作った、数種類のベリー入りムースケーキ
<ストロベリー ショートケーキ> 15cm ¥3800
<コーヒーと栗のログケーキ> 8cm×15cm ¥3200
等々があるみたいですよ!
伊勢丹のクリスマスケーキ
投稿者: farcon1 (男性/多摩川に生息) 2000年11月10日 午後12時22分
メッセージ: 3099 / 3101
今年の伊勢丹のクリスマスケーキは
・ル パティシエ タカギ
ヴィンコット(赤ぶどう)限定50個 ¥3800
・パティスリー・マディ
ブッシュ・ド・ラ・シャテーニュ(ノエルタイプのマロンケーキ)限定100個 ¥4500
などがあるらしいですよ!
みなさん、今年のクリスマスケーキは何処のを食べる予定ですか?
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新宿の美味しいケーキ
投稿者: farcon1 2000年12月22日
お薦めと言う事ですが、これも私の独断と偏見で選びますと
・高島屋の「ノリエット」
★トッティー・フルーティー
★バナニア
・新宿伊勢丹の「シェ・シーマ」
★クレームアンジュ
・新宿の小田急ハルクの「ミクニ」
何食べても大丈夫です。
名前忘れちゃいましたが、オレンジのケーキ
・京王百貨店の「ヴァローナ」
基本的には全部チョコレートのケーキです
でも、白ゴマのケーキを是非
・パークハイアットの
「ペストリーブティック」
ここは、何食べても美味しいですが、この時期のお薦めは、モンブランですかね?
もしお時間があるのなら、パークハイアットのペストリーブティックが一番お薦めです。
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新宿・池袋近郊の美味しいケーキ屋さん
投稿者: farcon1 (男性/多摩川に生息) 2001年3月29日 午後12時34分
新宿・池袋近郊という事なので
私がよく購入しているケーキ屋さんは
<新宿>
★ミクニ(小田急ハルク)
★ルコント(伊勢丹)
★ヴァローナ(京王百貨店)
★パークハイアット ペストリィーブティック
新宿近郊だと!かなり遠い所もありますが
とりあえず乗り換え無しで行けると仮定して
<京王線>
★ノリエット(下高井戸)
★マルメゾン赤堤店(下高井戸)
★キャトル・セゾン(千歳烏山)
★サロン・ド・シェフ・タケエ(仙川)
★シャトン(仙川)
★スリジェ(調布)
<小田急線>
★パティスリー・ミディー(狛江)
★プレ・ドゥ・ラ・リビエール(和泉多摩川)
<埼京線・山手線>
★タイユバン・ロブション(恵比寿)
等々!
他にもいろいろありますが、どんなケーキがいいのでしょうか?
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ふぁーびーのマドレーヌランキング
投稿者: farcon1 2000年12月22日
我が家のふぁーびー1号年々口が肥えてしまって最近、マドレーヌにはまっております。
この間、好きな順番を聞いたところ
1位 ア・ポワン
2位 ピエスモンテ
3位 パークハイアット
だそうです。6才でこの状態だから将来は一体どうなるのだろう?
末恐ろしいです。
親バカより
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今年一番のモンブラン!
投稿者: farcon1 2000年9月26日 午後 2時27分
メッセージ: 1647 / 4049
これは非常に難しいご質問でしね!
う〜ん!困ったどれにしよう?
パティスリィーで食べれるやつと言う事で限定すると
・キャトルセゾンの 特注巨大モンブラン(グルメツアースペシャル)は今回のケーキツアーでしか食べれませんよ
栗のケーキなら、この間ご紹介した調布のスリジェの新作が独断と偏見でお薦めです。
・マロンシャンテリィー
・フリュイ ルージュ マロン
次点なら、テオブロマの栗のミルフィーユ
タカギのカシスのやつは、正直言って期待しすぎました。
あと、モンブランと言えばアポワンのやつと言う事になりますが
さぁ〜 本日のご注文はどっち?
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好きな天丼
投稿者: farcon1 2000年9月26日 午後 5時18分
メッセージ: 1657 / 4049
ふぁるこんの好きな天丼は
・銀座 天亭
・築地 天房
・土手の伊勢屋
みなさんのお薦めの天丼屋さんを
教えて下さい
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京王線沿線は今!
投稿者: farcon1 (男性/多摩川に生息) 2000年10月10日 午後 2時48分
今回のケーキツアーで京王線沿線を選びましたが、それでも、時間が足りなくて行けないお店が沢山あります。
ケーキ屋さん
・グランクリュ(多摩センター)
門前仲町のペリニオンのシェフが開いたお店!
・ヒューゲル(永山)
リリエンベルグ出身のシェフのお店
・アラペイザンヌ(稲田堤)
ご近所なので、フルーツタルトはよく食べてます。
パン屋さん
・モルゲンベカライ(白糸台)
人力車でよく買いに行ってます。
・ピアン(調布)
とにかくバナナブレッド!
フジTVのなっちゃんも取材に来たお店
等々
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かき氷
投稿者: farcon1 2000年10月17日 午後 5時06分
確かに浪花屋さんのかき氷美味しいですよね!
その他のお店では、
・築地場内 茂助
・都立大学 ちもと
が好物ですかねぇ〜!
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アップルパイ
投稿者: farcon1 (男性/多摩川に生息) 2000年10月16日 午後 3時41分
そろそろアップルパイが美味しい季節ですね!
ふぁるこんが好きなのは、
・タイユバン・ロブション
・ルコント
食べてみたいのは、青森のシュトラウス
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